肌断食をご存知でしょうか。
私も今年に入ってから知ったのですが、「(一般的な)スキンケアをやめる」ということらしいのです。
(宇津木式スキンケアと言う名前でご存知の方もいるかもしれません。)
去年までの私はというと美容、メイク大好きで、ローラメルシエ、Dior、CHANEL、という言葉を聞くとときめきを覚えるほど✨
自慢じゃないですが、ずっと肌が綺麗と言われてきました。
辛口の女友達からも、定評がありました。
スキンケアも、「エイジングケアは20代から」という謳い文句を信じ、化粧水、美容液、乳液、クリーム、等々エイジングケア商品をきっちり揃えてきっちりと真面目にケアをしていました。
でも、なんででしょう…
ここ最近…
毛穴は広がってくるし、シワはより一層刻まれてくるし、何をつけてもピリピリピリピリ…あかみと共に肌荒れ…
スキンケアブランドを変えても気休め程度にしか改善されません。
「こんなにケアしてるのになんで…?このままじゃ皺皺のおばさんになる!!!」
と半ばヒステリックになってました。
「もうこれは専門家に意見を聞きにいきたい…」
藁にもすがる思いで美容皮膚科と皮膚科を標榜している近所のクリニックの門をたたきました。
先生には開口一番
「うん。使いすぎ。」
と言われ、
「その辺で売られてるものに肌に良いものがある訳ないでしょう」
と一蹴されました。
頭を強く打たれたような衝撃でにわかには信じられませんでした。
でも本当に困っていたので、先生の肌も綺麗だし、美人だし、とりあえずついていくことにしました。
お肌に必要なものは3つだけでした。
- 保湿剤(処方される保湿剤また、白色ワセリン)
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- 純石鹸(石鹸ではありません。純石鹸です。)
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- 泡立てネット
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保湿剤について
化粧水は使わない
化粧水に入っている有効成分が逆に肌を刺激してしまうためです。
ベストは洗顔後、何もつけない、と言うこと。
でも、そんなことをしてしまったら乾燥して大変なことになるんじゃない!?
って思いますよね。
粉ふくし!って。
でも、化粧水や乳液をつけて粉が吹かないのはそれらで表面をお肌の表面を塗装しているのと同じなんです。
肌は正常なターンオーバーができなくなり、肌荒れなどにつながって行きます。
更に詳しくメカニズムが知りたい方は、宇津木式の書籍を読むと医学的な面からしっかりと根拠を持って紹介されてますので、ぜひ書籍も併せてご覧ください。
正常なターンオーバーへ
お肌に何もつけないと肌が正常なターンオーバーを開始します。
ターンオーバーとは人間の体は古い細胞が壊れては新しい物を作って古い物を押し出しての繰り返しをしています。
なので、化粧水や乳液などをやめると、それまで隠れていたダメージを負った皮膚があらわになり、ターンオーバーによりポロポロと落ちていきます。
これが乾燥による粉吹きと勘違いしてしまいがちですが、肌が生まれ変わっている証拠です。
肌が改善されてきて、キメが整ってくれば目立たなくなっていくんだそうです。
粉吹きにはワセリン
そうは言っても粉吹きまくった顔で外出するなんて無理。
私は営業職なので、毎日バッチリメイクだし、すっぴん粉吹き顔でお客様の前に行くなんて無理。
そしてこの粉吹きが結構目立つんですよね。
何もしないとほんと「どうした!?」ってなります。
女子力ゼロ…うう…
そこで私は担当医に保湿剤を処方されました。
もちろん医薬品。
ちょっと美容をかじっている人は絶対知っているであろう代物ですが、医療用医薬品ですので名前は伏せますね。
さて、宇津木式の著者宇津木先生はワセリンをお勧めしています。
中でも「白色ワセリン」は純度が高く、お勧めです。
ワセリンは肌に浸透しないので、悪さをしないんだそうです。
洗顔後、すぐに粉吹きがきになる箇所に薄く塗っておくと、目立たなくなりますよ。
私が処方された医薬品も、ワセリンと同じく、粉吹きが気になる箇所のみに使用します。
繰り返しますが、基本は何もしないことが理想。
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私はわりとどこででも手に入るベビーワセリンを使っていますが、twitter界隈ではサンホワイトが人気ですね。
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いずれにしてもチューブタイプが持ち運びにも便利ですし、衛生的にも安心でお勧めです。
洗顔料について
必ず純石鹸を使用しましょう。
純石鹸とは成分表示に「石ケン素地」しか書いていない物。
それ以外の成分が表示されていたら、いくら「無添加」と書いてあってもそれは純石鹸ではありません。
石鹸といえば牛乳石鹸をイメージする方も多いかもしれませんが、成分表示をみてみてください。
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【成分】
石けん素地、香料、乳脂(牛乳)、スクワラン、水、ステアリン酸、酸化チタン、EDTA-4Na
あちゃー!たくさん入ってますね!
牛乳石鹸ですと下のこちらが純石鹸です。
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私は牛乳石鹸の純石鹸を使っていましたが、今はより泡立ちがクリーミーで気持ちしっとりするシャボン玉石鹸のビューティーソープを使っています。
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シャボン玉石鹸の中でもプレミアム路線のものですが、石鹸って安いんですよね…プレミアムでも一個220円です。
一般的なチューブタイプの洗顔料などは界面活性剤が入っています。
界面活性剤は肌に残り、ターンオーバーを阻害するため絶対NGです!

洗顔方法について
すっぴんの日
ぬるま水洗顔をします。
ぬるま湯ではなく、ほんのり温かいくらいの水で洗顔します。
お湯だと油分を取りすぎてしまいます。
手に水を貯めて手でチャプチャプと顔に押し当て、水流を作り、汚れを押し出していきます。
擦るのはNG!
ちょっと油分が強く汚れが落ちにくいところには生毛を撫でるくらいの力加減で触るのは大丈夫です。
朝晩洗顔して大丈夫です。
メイクをした日
メイクをした日はまずはぬるま水洗顔で予洗いをします。
純石鹸で作ったもっこもこの泡を掌いっぱいに作って押し当て、離し、押し当て、離し、の繰り返しです。
手で吸盤を作るようにして泡で汚れを吸い出します。
この時、泡の濃密具合が大事になります。
最初は100均一や無印良品の泡立てネットを使用していたのですが、いまいち汚れがよく落ちず…
ネットで口コミを調べまくった結果、こちらの泡立てネットがAmazon一位で、モコモコの泡ができるとのことで購入。
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実際にもっこもこになって気持ちのいい泡ができました!
メイク落ちも良いです。
水洗いは先ほどのぬるま水洗顔と同じ容量です。
洗顔後は優しくタオルを押し当てて水気を取りましょう!
キメを壊さないように優しく優しくです。
コロナで在宅ワークは肌断食を始めるのにうってつけ
以上のようなスキンケアを始めて4ヶ月が経過しました。
最初は粉吹きが気になり、皮膚科の先生のところに通っていなかったら心が折れていたと思いますが、今では粉吹きもごくわずかです。
気になっていた目頭のシワや、小鼻横の毛穴の黒ずみ、毛穴の開きも全然目立たなくなりました。
キメも整ってきて、透明感のあるお肌に。
LINEのビデオ通話越しでも改善がわかるようで、母に「本当に良くなったね!びっくり!」と言われて嬉しい限り。
友人からもビデオ通話越しに「お肌の調子いい!!」と褒められました。
基本的に今は洗顔後何もしていません。
ワセリンを気になった時に唇に塗るくらいですかね。
現在在宅勤務なのでメイクもほとんどしていないこともあってか改善スピードがあがっっているような気もしています。
今までのスキンケアにかけていたお金はなんだったのか…
一本5000円以上の化粧水とか使ってましたよ…
今じゃ石鹸とワセリンと泡立てネット全部合わせても2000円しないし…
しかも石鹸とワセリンは全然減らない…半年とか平気で持ちます。
宇津木式スキンケアを実践するには粉ふきを耐える心を持ち続けることがいちばんの難関かと思います。
在宅勤務で化粧をしなくても良くなった方、今が始めどきかと思います。
また、必要なものは3つだけなので、ミニマリストの方や、環境問題に敏感な方など、試してみてはいかがでしょうか。
今後はビフォーアフターや、肌断食中のメイク方法なども紹介できればいいなと思っています。
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宇津木式スキンケア本著者について
宇津木龍一医師。
北里大学医学部卒業後、テキサス大学やペンシルバニア大学へ留学。
ペンシルバニア大学では形成外科非常勤講師もなさってました。
帰国後は北里研究所病院美容外科・形成外科を創設し、部長になられております。
現在はアンチエイジング専門形成外科 クリニック宇津木流を東京の帝国ホテル内で開業されています。
(※今回ご紹介しているのは私の体験談です。効果には個人差があります。責任は負い兼ねます。本当に肌荒れが酷くて悩んでいる方は、私のように医療機関への受診をお勧めします。)